福岡県産業観光推進協議会は7月から、福岡県内の先端産業や伝統産業などモノづくりの現場を知ってもらい、産業観光を推進するためのスタンプキャンペーンを行っている。期間は9月24日まで。キャンペーンにより、子供を中心に幅広い年代の人に産業観光を浸透させたい考えだ。
「夏休みキャンペーン発見!体感!産業観光ふくおか」は昨年に続き2回目。自動車やせっけん、絣などのモノづくりに携わる福岡県内58の企業の現場を見て回り、スタンプを集めてもらう。スタンプを3〜7個集めて申し込んだ人を対象に、スタンプ個数に応じてiポッドや温泉のペア宿泊券などを抽選で贈る。
福岡県では06年に同協議会をつくり、産業観光の推進と地場産業の魅力の発信を進める。昨年も同様のキャンペーンを実施し、子供から大人まで約5千200通の応募があった。
今年も県内すべての小学5、6年生にいきわたるようパンフレットを製作、夏休み前に配布するなど子供向け広報に力を入れているが、「最近は産業遺産を巡るシニア層も多い。産業観光は、子どもから大人まで十分に楽しめる。より多くの人に産業観光についての理解を深めてもらえれば」(同協議会)と期待する。